学生の視点で福祉の魅力を発信! 福幸チャレンジ2022

コロナ禍をきっかけにスタートした、福井県社会福祉協議会の「福幸(ふっこう)プロジェクト」。
2022年の「福幸チャレンジ」は、福井県立大学と連携しました。

社会福祉学科の坂口昌宏准教授のもと、9人の学生が4グループに分かれ、
〝コロナ禍でも福祉を止めない〟県内の各福祉現場の取組みを取材。

福祉の魅力を探り、どう伝えるか、ゼミの授業で広報の制作に挑戦しました。

このページでは、学生が自分たちで取材し媒体を考え、学生の視点で制作した広報についてご紹介します。

 

民生委員児童委員

担当区域の子どもたちへの声かけ、高齢者世帯や障がい者世帯を訪問し、必要な支援を受けられるよう相談に乗る地域の「つなぎ役」である民生委員児童委員。
学生2人があわら市の民生委員児童委員の岩本さんを取材し、民生委員児童委員の活動をもとに紙芝居を制作し、子ども食堂で披露しました。

子ども食堂.jpg

 

福井県ろうあ協会

福井県ろうあ協会は、ろう者の生活や社会活動などに必要な情報の提供、ろう文化の水準を高めることを目的とした、ろう者による当事者団体です。
この協会を取材した学生2人は、ろう者の濵田さんと手話通訳者を介してのやり取りを経て、「多くの方に手話に興味をもってもらいたい」と、手話啓発のためのポスターやちらしを制作しました。
このポスターやちらしは、県内高校に配付することになりました。

手話啓発ちらし.jpg

 

障害者支援施設

障がいのある方に、入浴や排泄、食事などの介護、生活などに関する相談や助言を行い、必要な日常生活上の支援を行う障害者支援施設。

学生2人が大野市の障害者支援施設 希望園を訪れ、園での生活を取材したり、地域の方が参加するそば祭りでボランティアをしたりする中で、園の楽しい雰囲気を感じ取りました。

その楽しい雰囲気を伝えたいと、利用者や職員の協力のもと、園のSNS用の動画やポスターを制作しました。

希望園ポスター.jpg

 

南越前町社会福祉協議会

社会福祉協議会は、民間の社会福祉活動を推進することを目的に社会福祉法に基づいて設けられた民間組織で、福祉サービスや相談活動、ボランティアや市民活動の支援などを行っています。よく、「社協」と略されます。

南越前町は令和4年8月の大雨で大きな被害を受け、南越前町社協では災害ボランティアセンターを開設し、のべ4,915人のボランティアに復旧復興のための支援を受けました。

学生3人が南越前町社協の災害ボランティアセンター立ち上げ当時の様子や、平時の地域づくりの取組みを取材し、レポートにまとめました。(下記バナーからレポート(PDF)をご覧いただけます)

南越前町社協 災害ボラセンレポート.jpg

 

 

参加した学生らは、取材を通し福祉現場で実際にどんな取組みがなされているのかを学び、それぞれ実践者が持つ活動への想いについて理解を深めました。また、それら取材先が大事にしていることに自分たちの想いを重ね合わせ、他者に福祉の魅力を伝えるための広報素材として形づくっていきました。

 

成果報告会の一コマ

 

YouTube動画のご案内

本会では、このプロジェクトでの学生の取組みを追いかけた動画を制作しました。
福祉現場での取組みや、福祉を目指す若者の姿をぜひご覧ください!
こちらからどうぞ!